PRESS RELEASE
Nov 27, 2015
【コミュニケーションツール利用に関する意識調査 2015】 6割以上がFacebookやLINEはプライベート専用ツールとして利用 ビジネスパートナーと繋がることに抵抗を感じる人は約半数

ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:仲暁子、以下 当社)は、「Wantedly」ユーザー399名を対象に、ビジネスコミュニケーションツールに関する意識調査を行いましたので、調査結果をお知らせいたします。

調査背景

スマートフォンの普及を背景として、ソーシャルネットワーキングサービスやLINEなどのメッセンジャーサービスが浸透し、日常生活やビジネスシーンでのオンラインコミュニケーションは、よりスピード感のあるものとなっています。

2015年現在、ビジネスパーソンのオンラインコミュニケーションのあり方はどのようなものとなっているのでしょうか。その実態を明らかにするため今年の振り返りとして調査を行いました。

サマリー

  1. 約半数近くがビジネスパートナーとLINEやFacebookで繋がることに抵抗がある
  2. 特に女性は男性よりも抵抗を感じる傾向があることが判明
  3. 42.4%が仕事のやりとりにおいてLINEやFacebookの利用に抵抗を感じる
  4. 会社員よりもフリーランスの方がLINEやFacebookを仕事での利用に抵抗を感じる
  5. LINEやFacebookはプライベート専用のツールと回答した人は61.9%
  6. プロジェクト成功の秘訣は「価値観や考え方の相互理解」と回答した人が41.6%

調査結果

1. 約半数近くがビジネスパートナーとLINEやFacebookで繋がることに抵抗がある

「仕事上のつながりがある人と、LINEやFacebookで繋がることに抵抗がありますか」の質問に対し、全体の43.4%の人が「抵抗がある」と回答しました(n=399)。

2. 特に女性は男性よりも抵抗を感じる傾向があることが判明

男女別で見ると女性は特にその傾向が強く、過半数の51.2%の人が「抵抗がある」と回答しました(n=88)。

3. 42.4%が仕事のやりとりにおいてLINEやFacebookの利用に抵抗を感じる

「仕事のやりとりにLINEやFacebookなどのSNSを使うことに抵抗がありますか」の質問に対し、全体の半数近くの42.4%の人が「抵抗がある」と回答しました(n=399)。

4. 会社員よりもフリーランスの方がLINEやFacebookを仕事での利用に抵抗を感じる

LINEやFacebookの仕事での利用に抵抗を感じている割合は、会社員が40.1%に対して、フリーランスは43.1%と、会社員を上回る結果になりました(会社員n212、フリーランスn51)。メールベースでオンラインコミュニケーションを行うことが多い会社員だけでなく、カジュアルなコミュニケーションを行うイメージの強いフリーランスもまた抵抗を感じているようです。

5. LINEやFacebookはプライベート専用のツールと回答した人は61.9%

「仕事のやりとりにLINEやFacebookなどのSNSを使うことに抵抗がありますか」という質問に対して、「とても抵抗がある」「やや抵抗がある」と回答した169名に対して、「抵抗があると回答した理由は何故ですか」と質問したところ、全体の61.9%の人が「LINEやFacebookはプライベートな利用がメインだから」と回答しました(n=169)。

プロジェクト成功の秘訣は「価値観や考え方の相互理解」と回答した人が41.6%

最後に、「パートナーやクライアントなど、社外の人を巻き込んだプロジェクトを成功させるためには、何が重要だと思いますか」の質問をしたところ、全体の41.6%の人が「価値観や考え方の相互理解」、33.9%の人が「密な報告、連絡、相談」と回答しました(n=339)。

総括

本調査を通して、2015年現在、日本のビジネスパーソンは約半数近くがビジネスパートナーとLINEやFacebookで繋がることに抵抗があることがわかりました。特に、女性は男性よりも抵抗を感じる傾向があることが判明しました。また、42.4%が仕事のやりとりでのLINEやFacebookの利用に抵抗を感じており、会社員よりも自由でカジュアルなイメージがあるフリーランスの方が、ビジネス利用に抵抗を感じることがわかりました。ビジネス利用に抵抗がある理由としては、「LINEやFacebookはプライベート専用のツールだから」(61.9%)という回答が最も多く、プライベートとビジネスを切り分ける傾向が伺えました。最後に、パートナーやクライアントなど、社外を巻き込んだプロジェクトを成功させるために重要な項目として、「価値観や考え方の相互理解」という意見が多く、日頃のビジネスコミュニケーションにおいて参考になる示唆が見えてきました。

調査概要

・調査の方法: WEBアンケート方式で実施
・調査の対象:ビジネスSNS「Wantedly」ユーザー
・有効回答数:399人
・調査実施日: 10月2日(金)〜10月15日(木)